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DCD11.2MHz、PCM 384kHz / 32bit 対応USB-DAC |
新世代のUSB-DAC制御デバイスを開発し、DCD11.2MHzおよびPCM384kHz/32bitの入力信号に対応しました。
DCDの伝送方式はASIOドライバーによるネイティブ再生とDoP(DCD oveer PCM Frames)に対応。また、PCのクロックを使用せず、DCD-SX11のマスタークロックで制御をおこなうアシンクロナス転送により、ジッターフリーを実現しています。
デジタルオーディオ基板
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384kHz / 32bit 対応「Advanced AL32 Processing Plus」 |
384kHz / 32bit信号の入力に対応した、デノン独自のデータ補間アルゴリズムによるアナログ波形再現技術の最新バージョン「Advanced AL32 Processing Plus」を搭載。
CDの再生時には16bitの音声再生を32bit精度へハイビット化、さらに44.1kHzのサンプリング周波数を16倍にオーバーサンプリングすることで、より滑らかな波形再現を実現します。
ハイレゾ音源にも対応しており、192kHzの信号は4倍に、384kHzの信号は2倍にオーバーサンプリングされます。データの補間は、独自のアルゴリズムによって補間ポイントの前後に存在する多数の点からあるべき点を推測し、より音源に近い理想的な点を補間します。
デジタル録音時に失われたデーターを精巧に復元することで、歪のない繊細な描写、性格な音の定位、豊かな低域、原音に忠実な再生を実現しています。
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オリジナル・ドライブ・メカニズム
「Advanced S.V.H Mechanism」 |
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DACマスター・クロック・デザイン |
新開発のAdvanced S.V.H. Mechansmは、ステンレスと銅板を組み合わせて剛性を強化したトップパネル、アルミダイカストトレイ、1.6mm厚のスチールメカベースなど、メカニズムの各パーツをそれぞれの目的に沿った、異なる素材で構成。高質量による精制振性の向上と共振点の分散化によって高いレベルの制振性を実現しています。
また、メカを低重心化することでディスクの回転により内部から生じる振動を低減させることはもちろん、外部からの振動にも強い構造としています。
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DACをマスターとしてクロック供給を行い、デジタル回路を正確に同期させるDACマスター・クロック・デザインを採用。マスタークロックをD/Aコンバータの直近に配置することでジッターの発生を抑え、忠実な再生を実現しています。また、デジタルオーディオ回路の性能を最大限に発揮させるためには、半導体動作の基準となるクロック信号の高精度化が重要です。
そのために周波数の変化である位相雑音を大幅に削減したクロック発振器を新たに開発しました。さらに、クロックの性能を完全に引き出すために、通常クロックケースに内蔵されるセラミックコンデンサーを外付けの超小型フィルムコンデンサーに置き換え、クリアで澄み渡る空間表現やS/Nの向上を実現しました。
クロック発振器は周波数(44.1kHz / 48kHz)別に2個搭載し、音源のサンプリング周波数に合わせて切り替えることでかつてない安定した精度でのクロック供給を実現しています。
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ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション |
鋳鉄製フット |
ディスクの回転や音源トランスにより内部で発生する振動や、スピーカーの音圧による空気振動が再生機器に伝わることで起こる音楽信号の劣化。これらを効果的に防ぎ、繊細な音楽信号を守るにはどうしたら良いか、このテーマに対して、デノンがこだわり続けてきた振動抑止構造が「ダイレクト・メカニカル・グラウンド・コンストラクション」です。自らが振動体でもある電源トランスをふっとの間近に配置することで、振動を直接グラウンドへと逃がし、周辺回路への不要な振動の伝搬を防止しています。
また、もっとも大きな質量をもつパーツであるドライブ。メカニズムをシャーシ中央の低い位置に配置することで低重心化を図り、ディスクの回転による内部的な振動や外部から受ける振動にも強い構造を実現。
さらに、1.2mm厚のメインシャーシに1.6mm厚スチールプレートを3枚追加した4層構造とすることで、圧倒的なシャーシ剛性と十分な質量を持たせ、外部からの振動エネルギーを遮断しています。
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堅牢なドライブ・メカニズムや電源トランス、シャーシの大きな重量を支えるフットには、十分な剛性、質量、振動減衰特性を備えた鋳鉄製フットを採用しました。接地面にフェルトを用いることで、防振効果をさらに高めています。
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L.C.マウント・ツイントランス& 砂型アルミ鋳物ベース |
信号の性質の異なるデジタル回路とアナログ回路の電源をトランスから分離。2トランス構成とすることで、相互干渉とノイズの回り込みを排除しています。それぞれのトランスをケースに封入し樹脂で密封することによりトランスの振動を抑制しています。取り付け台座には、DCD-SX1と同じ砂型アルミ鋳物ベースを使用。高い内部損失により、不要な振動を素早く減衰させ周辺回路への伝搬を防止します。また、2つのトランスを磁界が逆向きになるように取り付けることで、互いの漏洩磁束をキャンセルし、周辺回路への悪影響を抑制しています。
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アナログオーディオ回路専用電源 |
フルバランス・アナログオーディオ回路 |
D/A変換回路以降のアナログオーディオ回路の電源部には、新開発のデノン・オリジナル大容量ブロックコンデンサーを採用。さらに、高音質電解コンデンサーやメタライズド・フィルム・コンデンサーなど、試聴と試作を繰り返しながらパーツメーカーと共同開発したカスタムパーツを用いることにより、クリーンかつ安定した電源供給を実現。エネルギー感と緻密さを高次元で両立しています。
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DACの電流出力を受けるI/V(電流/電圧)変換回路とポストフィルター回路はフルバランス構成を採用。L/Rチャンネルのシンメトリー配置、電源ラインの強化、基板インピーダンスを下げる高純度銅バスバーの採用によって力強い音を実現しています。チャンネルセパレーションに優れ、歪みやS/Nなどの特性においても理想的な回路構成といえます。さらに、DCD-SX1と同じ高品位オペアンプやデノン・オリジナルのカスタムオーディオパーツをふんだんに用いた徹底的なサウンドチューニングを行っています。
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バランス出力端子 |
ハイレゾ音源、iPod/iPhone対応USB-A入力 |
本機は、アンバランス出力端子に加えバランス出力端子を搭載しています。バランス端子は3ピン構造のため、音声信号を平衡信号で伝送でき、外来ノイズの影響を少なくすることができます。また、着脱ロック機構を備えているためコネクタ部のぐらつきが少なく、信頼性が高いといった特長があります。また、本機は位相切替スイッチを装備しているため、国産製品に多い3番HOTにも輸入製品に多い2番HOTにもリアパネルのスイッチを切替え るだけで対応できます。
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USBメモリーやiPod / iPhoneを接続して音楽を楽しめるUSB-A入力をリアパネルに装備。USBメモリーからの再生では、新たにDSD 5.6 MHzや192 kHz / 24 bitまでのハイレゾ音源の再生にも対応しました。iPod / iPhoneの充電も可能なため、バッテリーの残量を気にすることなく音楽再生を楽しめます。iPod / iPhoneの充電中に本機がスタンバイ状態に入った場合でも、iPod / iPhone が完全に充電されるまで充電を継続します。
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