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PRIMARE フォノアンプ R35
PRIMAREが誇る多層両面基板レイアウトは、小さな信号を扱うアナログの世界で最もその真価を発揮するのかもしれません。初期段階で回路設計だけでなく基板がどのように筐体に収まり、端子類をリアパネルのどこに配置するのかまで入念に計画されます。この緻密な計算と多層両面基板の生産クオリティの素晴らしさの成果は可能な限りケーブルが排除された芸術とも言える美しい内部写真からもご理解いただけるはずです。細かい設定のためのスイッチ類はほぼ全てがリアパネルにダイレクトで連結されており、PRIMAREの執念すら感じさせます。
もちろん、使い易さにも最大限こだわるPRIMARE。MM/MCやゲインの切り替え、サブソニックフィルターのオンオフはレバー操作で簡単に切り替えられるよう工夫されています。また、フレキシブルな負荷抵抗/負荷容量の設定が可能となっており、あらゆるMM/MCカートリッジに対応可能です。設定用のディップスイッチはサウンド最優先で直接リアパネルに配置されていますが、通常はパネルで隠せる仕様となっているのもPRIMAREらしい心遣いと言えるでしょう。 回路が美しいオーディオは音もイイ。R35を体験したリスナーはそう思うに違いありません。
仕様
・S/N比 (MM) 85dB, 1kHz, A-weighted 5mV入力ゲイン
(MC) 76dB, 1kHz, A-weighted 0.5mV入力ゲイン
・THD+N (MM) < 0.02%, 20Hz – 20kHz
(MC) < 0.03%, 20Hz – 20kHz
・入力 アンバランスRCA ×1
・出力 バランスXLR ×1/ アンバランスRCA ×1
・出力インピーダンス XLR 200Ω / RCA 100Ω
・最大出力レベル 11Vrms
・ゲイン設定 (MM RCA) 36, 40, 44dB @1kHz
(MM XLR) 42, 46, 50dB @1kHz
(MC RCA) 62, 66, 70dB @1kHz
(MC XLR) 68, 72, 76dB @1kHz
・負荷抵抗 (MM) 2.5, 47kΩ / (MC) 10Ω – 47kΩ(21段階)
・負荷容量 (MM) 100, 200, 300, 400pF / (MC) 100pF, 1nF
・チャンネルセパレーション (MM) 80dB, 1kHz / (MC) 77dB, 1kHz
・コントロール端子 Trigger 入出力
・サブソニックフィルター -3dB, 12Hz / 12dB, Octave
・RIAA補正 ± 0.2dB
・消費電力 スタンバイ時 0.5W / アクティブ時 < 20W
・サイズ W430 × H92 × D382(384:突起物含む) mm
・重量 10.1 Kg
・カラー フロントパネル部チタン / トップ部ブラック